「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

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羽島のれんこん食べもの

20170613





当社の商売の柱になっている業務用珍味。その大事な仕入先「ジーエフシー」さんが初めて本格的な展示会を行うということで、岐阜県笠松町の同社本社へ行ってきました。


展示会の内容はまた商売を通じてお客様にお見せできると思います。多くのメーカーさんが集まり、新しい企画ものや、日頃取り扱ってはいても実際に味をみることの少ない商品をいろいろと試食することができました。とても良い機会をいただいたと思います。


さて出張に行くからにはどこかでお昼を食べるわけですが、岐阜のこのあたりで特色ある食べ物って何だろう?探してみますと…岐阜羽島の「れんこん」が名物らしい(羽島市と笠松町はすぐお隣です)。名産地なのだそうです。れんこん料理を食べさせるという「竹扇」というお店に行ってみました。


食べたのは当店人気の「れんこんの蒲焼」「れんこんカツ」が両方入ったお弁当。蒲焼は、すりおろしたれんこんを海苔に塗り付けて、タレをつけて焼いたもの。れんこんカツは、輪切りにしたれんこんに薄切りの豚肉を巻いて揚げています。これは普通のとんかつに結構近い味わいがありますね。


あと箸休めにれんこんの酢漬けもついています。お昼ですからボリューム的にはこの位のものでしょうか。どちらもおいしくいただきましたが、ちょっとお値段は高めかも。


できればもっといろいろ、れんこん尽しといえるくらい食べてみたいですね。私はきんぴらも好きだし、煮しめに入ったれんこんもいいし、熊本名物の辛子蓮根は見かけるとついつい買ってしまいますし、れんこんの天ぷらならお腹いっぱいになるまで食べたいです。はっきり言って大好き。れんこん自体はローカロリーでヘルシーな印象がありますから、いくら食べてもいいんじゃないでしょうか?(ホントかな)


こうしたポピュラーな素材で名物を作るのには難しさもあるかと思いますが、れんこんのアイデア料理コンテストを開くとか、いろいろ工夫できるかもしれませんね。

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それにつけてもおやつは食べもの

20170531



長年愛されたロングセラーのお菓子、明治の「カール」。西日本の一部地域を除いて販売休止になるといいます。


このニュースを聞いて「何でやめちゃうの?ああ、寂しいなあ」と思った人の95%は、過去10年間カールを食べていない、というtwitterがありました。おそらく当たらずとも遠からず、私も、たぶん10年くらい食べてないかも。


最盛期には190億円あった売り上げが、今は60億円と三分の一にまで減少したといいます。それでも60億あれば、と思いますね。減ったとはいえ明治のお菓子の売上の4.2%をカールが占めているそうですから、もったいないようにも見えます。生産工場を集約しアイテムを絞り込み、何とか親しまれたブランドを維持しようと検討された結果なのでしょう。


業界紙によれば、スナック菓子としての位置づけがポテトチップスやカップ入りスナック(じゃがりこなど)に押され、棚を確保できなかったのだと。味ではポテチのバラエティ化についていけず、また空気をたっぷり含んだ風袋がかさばって棚を占領してしまう。次第に敬遠されて売場を失い…まあありそうな話。


このニュースを見て、実際に近所のスーパーやコンビニの棚を見てまわりましたが、カールの棚が確保されていたのはわずか一軒だけ(商品は売り切れていました)。ここまでとは思っていませんでした。気がつけばカールは既にひっそりと身を引いていたのでした。


このほかに『大人カール』を置いていた店はありました。これは前にチーズ味を買って食べてみたことがありますが、妙に味が濃くて、あまり旨いとは思わなかった。想像するに大して売れたとも思えず、ブランド復活を狙って出した新企画の不調も販売休止方針の背中を押したのではないかと推察します。


そうは言っても私も子供の頃に親しんだ味ですから、寂しいと思いますよ。10年も食べずにいてごめんなさい。カレー味の方が好きでしたが、チーズのちょっぴり癖のある味も悪くなかったですね。これからは西日本へ修学旅行に行く子供たちが、お土産に買ってくるようになるのでしょうか?

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わけのしんのす食べもの

20170506



連休に東京でシーフードを食べる機会がありました。北参道のイタリアン「ボガマリ・クチーナ・マリナーラ」というお店。


この店にはメニューがなく、新鮮な魚介類がショーケースに所狭しと並べられており、サービスの人と相談しながら食材と調理方法を決めていくスタイルです。ソテー、フリット、グリル、煮込み、パスタなど、選ぶ楽しみもおいしさのうち。お肉は全く置いてないという徹底ぶりです。


料理を決める中で、小魚のフリットを頼んだら「ご一緒に、いそぎんちゃくのフリットはいかがですか?」とお勧めがありました。へえ、いそぎんちゃくを食べるの?あの触手を想像すれば、あまり食欲をそそる食材とは思えませんな。何でもシェフが修業先のサルディニア島で見つけた食材で、日本であちこち探したら九州の業者から購入できるのだとか。普通のいそぎんちゃくと違って触手はついてないとのこと。


そういうことなら、せっかくの珍味(でしょう)を前にして尻込みするのはもったいない、ひとつチャレンジ精神を発揮して食べてみるか!


小魚と共に出てきたフリットが写真です。お味は貝のような感じで(家族は「アサリと牡蠣の間」だと言ってました)食感もいわゆる軟体動物的なものではなく、肉の内臓を思い起こさせるような。濃い磯の香りが立ち上り、珍しくも美味しくいただきました。


店を出てから気が付きました。さっき食べたアレは「わけのしんのす」じゃないのかな。


20年以上前のdancyuに有明海の珍味の記事があり、メカジャとかワラスボとか面白い名前のグロな食材の中に、わけのしんのすもあったのです。調べてみると、まさに大当たり。原型の写真は、どうぞ検索してみて下さい。わけのしんのす、とはどういう意味かも書いてあるでしょう。…「若衆の尻の穴」何とも凄いネーミングですね。現地では味噌汁に入れたりするそうです。


珍しいものを食べました。もう一度食べたいかって?そうですね、機会がありましたら、再チャレンジしてもいいと思います。意外と高価なものらしい。

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白いアスパラ食べもの

20170425



フレッシュのホワイトアスパラガス。当地でもときどき、店頭で見かけるようになりました。南半球産が多いようです。


グリーンアスパラと品種は同じ。違いは育て方で、土の上に自然に伸ばして太陽光をしっかり当てたものは緑色のアスパラになりますが、芽の伸びる前に上に土をかぶせて日を当てずに育てたものがホワイトアスパラになる。なんてことは今さら言うまでもなく、皆さんご存知のことでしょう。アスパラの「もやし」みたいなもので、かなり面倒な手間がかかっていると推察します。


日本では昔から缶詰用に作られていました。グリーンに比べて日持ちがしないため、生鮮品としての流通が難しかったのでしょうね。そのうちグリーンが市場に大量に出回るようになって、消費者も良い意味での青臭さや歯応えに慣れ、アスパラと言えば緑色のものを誰もがイメージするようになりました。調べてはいませんが、缶詰の生産量も消費量も、以前に比べだいぶ少なくなっているのでは。


私が大のアスパラ好きなので、グリーンは我が家の食卓にも頻繁に登場しますが、先日の夕飯で珍しく白いアスパラがたくさん皿に盛られてきました。聞けば、お隣の飯島町で直売所に並んでいたのを買ってきたそうな。このへんでもこんなものを作っているとは、ちょいと驚きました。値段もこのときは安かったようですよ。


ホワイトの魅力は、何と言っても柔らかさ。歯を使わず唇でも切れるような、独特の食感です。そして品よく香る大地の味、とでも申しましょうか、太いものほど美味しいと思います。料理本に出てきますが、結構厚めに皮を剥き、その皮と一緒に身を茹で、茹で上がっても皮を捨てずに茹で汁に一定時間漬けておくのがポイントだとか。


ドイツでは白アスパラ(シュパーゲル)がことのほか珍重され、これから丁度「アスパラ祭り」といわれる季節を迎えるのだそうです。私たちはマヨネーズで食べますが彼らはオランデーズソース(卵黄、バター、レモン汁を使ったソース)を愛するようで、これもおいしそうですね。


白い金貨、貴婦人の指、食べられる象牙…白アスパラを讃える形容詞だそうです。やっぱりあちらでも、ちょっと贅沢な食材なのでしょう。

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元祖のソースカツ丼食べもの

20170401



ソースかつ丼を街おこしの旗印と掲げている担い手の一人としては、全国に数あるソースカツ丼をひと通り知っていなくてはなりません。福井市と言えば、ソースカツ丼では全国一の知名度を誇る街。ライバルの本拠地に乗り込んだからには、ぜひとも本丸を制覇せねば。
(記事中「かつ」と「カツ」は意図的に使い分けております。駒ヶ根のは、ひらがなです)


というわけで、本丸に乗り込みました。開店が11時、お店に着いたのは11時半くらいですが、2つのフロアがほぼ満席で、空いていた一卓に辛うじて座れました。メニューは揚げ物中心に結構たくさんありますが、注文はもちろん、ソースカツ丼。


出てきたのは事前にメディアやネットで見たとおりのものです。丼の上に薄いカツが3枚。パン粉はとても細かく、肉は脂身なし、千切りキャベツはもちろんなし、ご飯にかかったソースは醤油よりもウスターソース寄りの味でやや多め、といったところ。お店によれば、衣と肉のバランスを考えてこの厚みにしているとのこと。変わっているのは、丼とは別に小皿のソースが供され、必要に応じてお使いくださいという点でしょうか。


食べてみた感想は―あくまで個人的なものですよ―正直、物足りないですねえ。肉の薄さと脂っ気のなさは「トンカツを食った」という満足感を与えてくれません。家族たちも同意見。私はカツ丼にはバランスよりもボリューム感が欲しい(盛りの多い少ないとは必ずしも一致しません)し、豚肉の旨さは脂にあると思っていますので、これでは食べた感じがしませんね。


福井のこの店が歴史的にソースカツ丼の発祥であり「元祖」であることは、確かなようです。地元の人に愛されて永く繁盛しているのですから、結構なこと。その上で、駒ヶ根のソースかつ丼も、大いに自信を持っていいと思います。目指すコンセプトがまったく違います。


全国のB級グルメ行脚をされる方々、福井を食べて「これがソースカツ丼か、ふむふむ」と納得してしまわずに、駒ヶ根もぜひ食べ比べていただきたいですね!

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若狭の焼き鯖食べもの

20170328







家族で福井に行ってきました。北陸三県の中では地味な印象の県ですね。短い時間で福井市と、お約束の永平寺と東尋坊、そして「ちりとてちん」の舞台となった小浜を訪れ、名物の焼き鯖をぜひ食べよう!と目論みました。


10年ほど前のことですが、お得意様の旅行で城崎に行った帰りに福井県のどこかの道の駅(酔っ払っていて記憶なし)に立ち寄ったところ、でかい鯖を丸ごと何十本も焼いて売っておりました。買い求めてその場で丸かじりしていた人もいて、見るからにおいしそうだったのですが、満腹だった私は食べられませんでした。ぜひあのときのリベンジを。


小浜は冷たい雨が降り、街ゆく人も少なく、とても寂しい街でしたね。ドラマのロケにも使われたアーケード通りに、鯖の浜焼きで有名な「朽木屋」というお店。ここに辛うじて1本だけ残っていたのをゲット。(食堂ではなく小売の魚屋さんなので、ここで食べることはできません)こんな天気ですから、あまり数を用意してなかったのかな。


そのあとお昼を食べに港の方へ行き「海の駅若狭おばま」という施設で、もう1本を購入しました(写真1)。お値段はどちらも1200円。


家に帰り、あっためて食べてみました。腹身の脂も背中の肉も、いやもう、柔らかく、ほくほくです。ホントに旨い!ボリュームもあります。おいしさは材料もあるでしょうが、焼き方、なんだろうな。かなり時間をかけてじっくり火を通しているようです。どちらもおいしかったですが、朽木屋の方が(写真2)脂の乗りが幾分良かったような気がします。ひとり一本ずつ食べたいね!


これらの鯖は、いずれもノルウェー産である由。さもありなん、家の近くのスーパーで売ってるものだって、国産鯖よりノルウェー産の方がずっとおいしいですものね。日本近海では乱獲のため、おいしい大型の鯖が獲れなくなってきているのです。本当に残念なこと…


福井では鯖寿司ももちろんいただいたし、名物の珍味「へしこ」も少しいただいてみました(写真3)。これは鯖を糠漬けにしたもので、かなり塩辛く、独特の風味があります。そもそも普段から糠漬けを食べない私にとっては、おいしいと言ってよいのか、ちょっと言葉に迷うところですね。酒の肴として、一度は味わってみてもいいかな。

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味玉の探究食べもの

20170314

皆さん大好きな「味付玉子」。特に半熟のやつ、私も大好きですよ。ラーメン屋さんでもついついトッピング追加を頼んでしまいます。


スーパーで時々買いますが、ほんとうはもう少し柔らか目の半熟が好みです。自分でも作れるよなあと思っていたところ、先日本屋さんで「世界一美味しい煮卵の作り方」なる新刊本を見つけました。はらぺこグリズリーさんというブロガーが書いた本です。


本をパラパラとめくってみると極めて簡単で、早速作ってみました。書いても構わないと思いますが、卵はお湯から茹でて6分。すぐ氷水で3分冷やす。殻をむき、市販のめんつゆに半日漬けこむ。できあがり。


食べてみると、黄身の半熟の具合が大変良いですね。ただ味付けが、表面はやや塩辛く中身まで届いていない感じです。めんつゆにも濃度がいろいろありますから、このレシピでは説明不足だと思います。我が家にあったつゆで三回ほど試しましたが、よくある四倍希釈のものは、そのままでは濃すぎます。適度に薄めないと。


「世界一美味しい」は明らかに誇大でしょうが(まあ、シャレですよね)こんなに簡単にできるなら、これからは自分で作ろう。と思っていましたら、今月発売のdancyu4月号が卵料理特集で、真っ先に味玉の記事があるではありませんか。これはまた嬉しいバッティング。


dancyu流では、茹で時間は7分30秒。めんつゆは「そのままスプーンで飲んでおいしく感じる濃さ」まで薄めて(わかりやすい)漬けるのは24時間。380個の卵であれこれ比較実験をした結果の結論だそうです。これは双方のレシピを試してみなくては!


こちらは、ほぼ期待通りの味付けです。本当はめんつゆでなくて、チャーシューだれで漬けるところでしょうが、まあよしとしましょう。黄身の半熟具合は、わずか…ほんのちょっとだけ、私の好みより固いような気がします。「6分半~7分茹でて、24時間漬ける」くらいが丁度よいのかな?


殻を綺麗にむくのは、意外と難しいものです。新しい玉子だと綺麗にむきにくい、と小学校で教わったような記憶がありますが、書かれている通り水中でむいても、ほんの少しの油断で白身に亀裂が入ってしまう。これは6分でも7分半でも、大して変わりはないですね。急がばまわれ。


こんな程度で「探究」なんていうのも、笑われてしまいます。

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セムラとの邂逅 (3)食べもの

20170224



お菓子屋さんを一通り探しましたが、ちょいと視点を変えて。六本木に「リラ・ダーラナ」という北欧料理のレストランがあり、そこで今の時季、季節のデザートにセムラを出しているんだそうな。テイクアウトも可能だというじゃありませんか。


お店に電話して取り置きをお願いすると、快く応じてくれました。お昼の営業が終わるころ伺ったお店は、六本木交差点からすぐ近くのこじんまりした可愛らしいレストランです。本来は食事のお客さんに出すために作っているものですから、お菓子屋さんのように持ち帰り用の化粧箱があるわけではなく、ありあわせの器に入れていただきました。食事もせずにお菓子だけで手間をおかけして、ちょっぴり申し訳ない感。


大事に家に持って帰って、いただいてみましたよ。40何年越しの初対面!


小さなリンゴくらいの大きさ。やや固めのバンズ部分の歯ごたえ。こちらのはパンがそんなに甘くなく、トータルのイメージとしてはシンプルにして素朴な感じがします。アーモンドクリーム(ペースト)の特徴的なカルダモン風味。私たちにはやはりカレーを想起させるものがあり、非常に独特な味わいです。そして、たっぷりこぼれそうなホイップクリームの美味しさ(幸せ!)。なるほど、これがセムラか…。


何故スウェーデンでカルダモンなのか、気になりますね。セムラがこの時季だけのものなら、セムラを食べない他の季節には、どんなお菓子を食べているのでしょうか?現地に行ったこともなくまだまだ北欧文化に疎い私ですが、ふつふつと興味がわいてきます。


これで少年時代の読書に登場する三大謎菓子のうち一つを制覇しました。あと二つは、ナルニア国物語に出てくる「ターキッシュ・デライト」(トルコでは『ロクム』、瀬田貞二訳では幼い読者のことも考えてか『プリン』とされている)と、ドリトル先生に出てくる「アブラミのお菓子」こと「スェット・プディング」。いつの日かの出会いに期待しているのです。

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セムラとの邂逅 (2)食べもの

20170220



「料理通信」誌の2月号に、セムラが堂々2ページにわたって掲載されたのです。いやびっくりしたこと。「2月のスウェーデンはSemla セムラであふれ返ります」ですって。


それは写真のとおり、生シューのような形をしたお菓子でした。復活祭を前にした節食期間に入る前、栄養補給のために高カロリーのお菓子を食べることから始まったのだそうです。


写真つきのレシピが載っております。カルダモン風味のバンズをくり抜いて、カルダモン風味のアーモンドペーストを詰め、上にホイップクリームをあふれんばかりに載せて、蓋をする。へえ、カルダモンのお菓子とは珍しい、どんな味がするのだろう。今では缶に入って売っているような感じではありませんが、菓子店ばかりでなくスーパーの店頭にも並ぶようなものらしいですね。


記事を隅まで読んでも、現地レポートばかりで日本での入手方法が書いてありません。レシピはあっても自分で作ってみるわけにもいかず(自分で作れるわけがないし、妻も忙しくてお菓子作りにはすっかりご無沙汰だし)どこかの菓子屋さんで売ってないかな?と検索してみます。


わざわざこのために上京するのもナンです。出張ついでに寄れるところで、入手できないでしょうか。日本にスウェーデン菓子の専門店なんて、そうないですが…。


FIKAFABRIKENという、お店というかお菓子教室を主にやっているようなところで、期間限定で渋谷ヒカリエで売っていたようですが、残念にも私の上京予定の前々日で販売終了しています。ちなみにFIKAとはスウェーデン語で「お茶する」意である由。


さらに探すと、新宿伊勢丹のこれもFIKAという北欧菓子の店にあるという情報が。おお伊勢丹なら私の行動範囲、いよいよセムラに会えるのか。出張の日を指折り数えてお店に行ってみると、販売員のお姉さん、「セムラはこの前までありましたが、今は作っていません(ちょうどバレンタイン商戦中の土曜日で、店頭には贈答用焼菓子が主に並んでいた)、今シーズンはこの先の販売予定もありません」と、つれないお返事。


そんな殺生な。だってイースターはまだこれからでしょ?今売らないで、いつ売るの。泣く泣く伊勢丹を後にしましたが、これでは諦められませんよ。

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セムラとの邂逅 (1)食べもの

20170217



「セムラ」って何だか、お聞きになったことがありますか。私は小学生のとき読んだ本でこの単語を知り、しかしそれがどういうものか、実体を知ることがありませんでした。


それは、オーケ・ホルムベルイという人の書いた「迷探偵スベントン登場」という児童書に登場するお菓子の名です。(本はとっくの昔に絶版になっている)


主人公スベントンは、ストックホルムに事務所を構える私立探偵で、優秀な男なのですが何故かまったく仕事がありません。たまに来客があると、秘書に外から電話をかけさせ、客の前で忙しくてんてこまいな芝居をして見栄を張っている始末です。


彼はある日、不思議な東洋人訪問客から一枚の古ぼけたじゅうたんを買い受けることになりました。それは何と「空飛ぶ魔法のじゅうたん」だったのです。彼はこの新アイテムを使って、難事件を解決していきます。


スベントンの大好物が「セムラ」というお菓子です。本当は復活祭の前にだけ食べる季節のお菓子なのですが、ストックホルムのある菓子店だけは一年中セムラを作っていて、スベントンはしばしば女性秘書に頼んで(仕事がなくお金もないので、ツケで)買いにやらせ、楽しんでいるのです。


スベントンには一つ弱点があり、それは「舌がまわらなくてうまくしゃべれない言葉がある」ということです。本名は「ストーレ・スベンソン」というのですが、自分で自分の名をうまく言えないことから、彼は「トーレ・スベントン」と改名してしまいました。またピストルのことは「ピトル」、セムラのことも「テムラ」としか言えないそうです。


いったいテムラならぬセムラとは何ぞや?生クリームをたくさん使ったケーキのようなものだと本には書いてありました。缶に入って売られているらしい。(スベントンはある大事なものをセムラの缶の中に入れたまま忘れてしまい、窮地に陥ります)スベントンの留守中、事務所に侵入した謎の大男に、1ダースのセムラを食べられてしまう。ヒントはこれだけ。一度見てみたい食べてみたいと、将来の邂逅を待ち焦がれておりました。


しかしセムラの情報を目にすることはなく、子供の頃の話ですから、いつしかセムラのことは私の意識から遠ざかっていき、まったく思い出すこともありませんでした。


ところが先月、ある雑誌でセムラを目にする機会があり、何十年ぶりの再会?にびっくりしたのです。

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