「おいしいことなど徒然と」

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関東大震災のときしごと

20170616



日経新聞の連載小説「琥珀の夢」(伊集院静)、なかなか面白い小説です。。サントリーの創業者、鳥井信治郎の伝記で、子供の頃の丁稚奉公から独立してめきめきと才覚を表し、「赤玉ポートワイン」を苦労の末に開発して大ヒット、今度は国産初のウイスキー製造を目指しています。これがすなわち、琥珀の夢。


今週の連載で信治郎は、関東大震災で壊滅的な被害を受けた東京へ船をチャーターして救援物資を運び、大得意先「国分商店」(今も食品卸業の雄として、一兆八千億円の年商を誇る)を訪れて納品伝票の束を破り捨て、売掛金をチャラにする男気を見せます。


これを読んで、当社の昔のエピソードをご紹介したくなりました。


当社創業者、春日喜一の残した日記があります。和紙に筆書きで私にはすぐには読めない部分が多いのですが、数十年に渡って会社創業からの業務や家族の記録がつけられております。亡き父が元気であれば、これを読みやすく改めて、社史を編纂してくれたことでしょう。


当時の諸届の写しや行事に用意したものなど、大変貴重な記録だと思うのですが、その中の一節に、関東大震災のことが書かれています。


…東京が大被害となったことを受けて、喜一は東京の仕入先に買掛金を急いで支払わせるべく、二代目となる息子、恒雄(私の祖父)に現金を持たせ使いに出し、一方で自らは大阪へ飛び急場の品不足をしのぐための砂糖の買い付けに動いた。


さらっと書いてありますが、大正時代のこと、東京や大阪へ赴くのもひと仕事であったことでしょう。商売でお世話になっているお取引先のためにできることを考え、同時に自らの商売が途切れてお得意先に迷惑をかけぬための危機管理をしたご先祖様のことを思うと、気持ちが引き締まります。

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