「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

HOME >> ブログ-おいしいことなど徒然と >> トップが変われば

トップが変われば日々雑記

20250529



小泉進次郎氏って人は、良くも悪くも話題の中心にいなくては気のすまない人ですねえ、まったく。彼が農水大臣になった途端に、前任者の失言なんてどっかへ行ってしまいました。


「お米を買ったことがない」などと現職の農水大臣がのたまったのは、さすがにこのコメ不足・高騰のご時世に許されることではありません。でもそれはあくまで引き金で、結局はコメ不足・米価高騰への対策なんて前大臣はなーんにもしていなかったことが明らかになりました。


進次郎氏が農水大臣になったとたん、備蓄米は随意契約になり多くの大手スーパーや通販業者が手を挙げて、たちまち市場に出回る…ことになりそうです。んー、本当に出てくるのかな。


私としては街のお米屋さんや中小スーパーへの備蓄米放出が後回しになったことはとても不満です。タイミングのことだけではない、大手業者には古古米を渡し、中小には古古古米を渡すんですって。いくら迅速さが優先だといっても、これはひどい。


リンク先より中小スーパーの声。「中小スーパーに対しては、大手に配るコメよりも古いコメを対象として配るということでその違いは何なのかと、非常に疑問に感じる。(大手小売りと)1年、古さが違うものを取り扱わなければいけない、もしくは販売しなくてはいけない状況になってしまうと、非常に店としても、その評判を気にせざるを得ない。平等性に欠けていたのではないかと」…まったくごもっとも。怒るのも当たり前です。


日本人はお米の味については本当に厳しいですからね。「1993年平成の米騒動」のことを思い出しても、アメリカやタイの米への拒否感たるや大変なものだったのですから。古古古米(もちろんブレンドして販売するのでしょうけれど)が出回って、さて消費者がどんな反応をするでしょうか。


短期的には一応の「対策」が示されたことで、安心した人は多いでしょう。根本的なコメの生産・流通問題にまで切り込めるかどうかは、注目です。参議院選挙がすぐ後に控えていますしね。進次郎君は大事なことをカッコよく言い切ることで人気を集めていて、またそういう効果を自民党も期待していると思いますが、政治家なんだから大事なのは、それをやれるかどうかです。

ページトップへ

サブインデックス

  • カテゴリ別
  • 月別アーカイブ

新着情報

スペシャルコンテンツ

食品・食材データベース 飲食関係器具・消耗品データベース


伊勢喜モバイルサイト新規開業・問屋替えサポート

営業エリア

営業エリア お問い合わせ先

Copyright© ISEKI Corporation. All Rights Reserved.