「おいしいことなど徒然と」

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半音、低い (1)日々雑記

20190701

毎年5月下旬から6月にかけて、咳に悩まされます。。


結構しつこい咳で、風邪とかではなく何かのアレルギーらしいのですが、具体的に何の植物が影響しているのかわかりません。例年だとだいたい一か月くらいでいつの間にか治まっています。ひどかった時は9月まで咳が止まらず、百日咳ではないかと心配したこともありました。


今年は6月になってから症状が出始め、お医者さんに行って咳止めやら何やらをもらってきたのですが、その中に聞き覚えのある薬が。


フラベリック錠20㎎。「あの有名な」フラベリックですか?


この薬は、普通の人が用いるには別に問題ないのですが、音楽関係者は絶対に飲んではいけない恐ろしい薬だとして、知る人ぞ知る存在になっているのです。この薬を飲むと、すべての音が半音下がって聞こえるという副作用が出ることがある、と。そんな不思議なことがあるのですね。


薬の添付文書にも、副作用として「聴覚異常(音感の変化等)※1:自発報告のため頻度不明。※2:発現した場合には投与を中止すること」と書かれており、製薬会社でも認めている現象です。しかし医療関係者の間で広く知られているわけではなさそうです。


コンサートやリハーサル、CDで聴く音楽はもちろん、TV番組やCMの音、さまざまな家電から出るアラーム音、コンビニに入店したときのチャイム、日常すべての音が半音低く聞こえ、吐き気やめまいを覚えることもあるのだとか。特に絶対音感保持者にとっては耐えられない状態になるようです。これは音楽家は本当に困るでしょう。


服用をやめれば元に戻るそうですが、人によっては治るまでに2週間以上かかることもあるようです。ヴァイオリンの高嶋ちさ子氏も知らずにこの薬を飲んだ体験をツイートしています。タイミング的に演奏活動への実害はなかったようで、世の中の音がみな低く聞こえて面白い体験だったみたいなニュアンスで書いています。

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