「おいしいことなど徒然と」

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ロブションのピューレ食べもの

20161107





フランス料理界の帝王、ジョエル・ロブション。10月放送のNHK「あさイチ」に彼が生出演し、自らの手で料理を作りました(番組によれば、生番組での彼の料理は、世界初だそうな)。録画しておいたものをようやく観たところです。


番組でロブションが作ったものは「じゃがいものピューレ」。まさに彼のスペシャリテとして名高い一品です。私も料理雑誌に載っている写真を見たことありますよ。信じられないほどリッチでなめらかで、じゃがいもと同量のバターが入っているとか書かれていて、機会があれば一度味わってみたいものだと思っておりました。


その秘密が明かされる、家庭でも作れるとあれば、これは何としても観なくては。わくわくして再生ボタンを押してみると…


じゃがいも4個(500㌘)を塩10㌘を入れた水1㍑で茹でる。皮を剥き、伝統的なクラッシャー(いわゆるムーランというやつかな。電動のものは良くないそうです)でマッシュし、弱火にかけながら刻んだ無塩バター150㌘(同量じゃないじゃん?)、温めた牛乳250mlをゆっくり加え、しっかりかき混ぜる(助手が真っ赤な顔をして力いっぱいやっていた)。味が足りなければ少し塩をして、裏ごしにかける。出てきたものはまるでカスタードクリームのよう。器に盛り、スプーンで綺麗な模様をつけて、はい、できあがり。


何てシンプルな。これだけで?という感じですね。特別なことをしているように見えません。味見をしたイノッチ氏、美味しさの感動が表情に溢れておりました。


スタジオにいた若い料理学生からいろいろ質問が。水は硬水がいいのか軟水がいいのか、塩はどんな塩か、生クリームでなく牛乳を使うのは何故か、等々。誰もが訊きたいはずのあの質問は、やっぱり出ませんでした。水よりも塩よりも、味に決定的な影響を与えるに違いない「どんなバターを使っているのか」。明治か森永かカルピスバターか、エシレでなくちゃ駄目なのかなんて、NHKではとても言えません。


作り方がシンプルだからこそ、細かいところで手を抜かないことが出来上がりを大きく左右するのでしょう。でも特別な材料は要らないようだし(ムーランはありませんが、電動でない何かでマッシュすればいいはず)そのうちチャレンジしてみようかな。オリジナルには及ばずとも、雰囲気くらいは味わえるのでは。

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